田中芳樹著『白い迷宮』などを読了

令和4年8月22日、以下の2冊を読み終えた。

1.田中芳樹著/白い迷宮(講談社、2009年)

2.海老沢泰久著/ぼくたちのスコットランド紀行(ランダムハウス講談社、2009年)

〈感想、メモ〉

1.田中芳樹著/白い迷宮(講談社、2009年)

『白い迷宮』は1994年徳間書店刊に加筆・修正されたものとのこと。

耕平と来夢の登場するシリーズ。スコットランドから移築された古城を舞台に起る事件が描かれる。耕平が来夢に案内されて城にたどり着くと、大きな石が置かれていて、そこに「Tomintoul」と刻まれている。トミントール城はかつてスチュワート家に仕えた貴族のものであったそうだと登場人物が説明する。

著者は巻末の紹介によると昭和27年熊本生まれ。

2.海老沢泰久著/ぼくたちのスコットランド紀行(ランダムハウス講談社、2009年)

『ぼくたちのスコットランド紀行』はエッセイ集。とても面白かった。山口瞳についてのエピソードや著者がパソコンのわかりやすいマニュアルを作る話などが特に印象的だった。

著者はスコットランドではエジンバラ城、国立スコットランド美術館(本書内表記)、グレンイーグルスホテルなどを訪れている(第一章)。また、イングランド北部では、ワーズワースゆかりの土地、グラスミアに行ったことが記されている(同じく第一章)。

巻末著者紹介によると、著者海老沢泰久は1950年茨城県の生まれ。

〈関連記事 この『ぼくたちのスコットランド紀行』でも触れられている1666年のロンドンの火事が巻末年表に記載された『イギリスの歴史が2時間でわかる本』(歴史の謎を探る会編、河出書房新社)を読んだ記録を含む記事〉

吾峠呼世晴原作、松田朱夏著『鬼滅の刃[5]』などを読了

(敬称略)

(上記2冊はサピエ図書館の点字データを読みました。点訳ボランティアと関係者の皆様に感謝申し上げます。)

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