2025年6月16日、次の青空文庫のファイルを聴き終えた。いずれもkindle版、Androidのトークバック機能で聴く。
1.芥川龍之介著/大川の水
2.野間清六著/百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒
3.紫式部著、與謝野晶子訳/源氏物語 胡蝶
〈感想、メモ〉
1.芥川龍之介著/大川の水
底本は角川文庫の「羅生門・鼻・芋粥」とのこと。
文章の終わりの方に「一九一二・一」と記してある。
最後の部分に「「東京」(文中すでに「」でくくられていいた)」、「生活」という言葉が登場していて、それが印象に残った。
2.野間清六著/百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒
底本は作品社の「日本の名随筆46 仏」であるとのこと。
百済観音、夢殿観音、中宮寺弥勒が白鳳のものである理由が論ぜられる。
百済観音に飛鳥と異なる「均衡美(文中の表現)」があると論じているところなどが印象に残る。
3.紫式部著、與謝野晶子訳/源氏物語 胡蝶
底本は角川文庫の「全訳源氏物語 中巻」とのこと。
この二十四帖では、春の六条院の華やかな生活が描かれる。
竜頭鷁首の船なども登場し、当時の貴族の趣味や感覚をうかがい知ることができて興味深い。
(敬称略)
(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます)
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