赤瀬川源平ほか著『ずるずる、ラーメン』などを読了

令和4年8月13日、以下の2冊を読み終えた。

1.高橋順子文、佐藤秀明写真/雨の名前(小学館、2001年)

2. 赤瀬川源平ほか著/ずるずる、ラーメン おいしい文藝(河出書房新社、2014年)

〈感想、メモ〉

1.高橋順子文、佐藤秀明写真/雨の名前(小学館、2001年)

『雨の名前』には雨の名前422語と雨にまつわる随筆が収められる。

春雨に関する文章で紀貫之の歌が引かれている。穏やかで心地よい春雨の情景が文章にされ、印象的である。

雨の語彙が季節ごとに分類されている。上記紀貫之のように、和歌や俳句が様々引用される。秋のパートでは小林一茶の句が、冬では松尾芭蕉の句、佐藤佐太郎の歌などが引かれる。

語彙の解説のほか、雨にまつわる著者による随筆も収められていて、興味深く読む。

2. 赤瀬川源平ほか著/ずるずる、ラーメン おいしい文藝(河出書房新社、2014年)

『ずるずる、ラーメン』はラーメンに関するエッセイを集めた書籍。32編が収録される。おいしい文藝シリーズの第2弾であるとのこと。椎名誠、川本三郎、吉村昭、久住昌之、町田康、内館牧子、角田光代、丸谷才一、北杜夫、馳星周、曽野綾子、沢木耕太郎、江國香織の文章が印象的だった。

(敬称略)

(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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