ニーナ・ゲオルゲ著、遠山明子訳『セーヌ川の書店主』などを読了

令和4年8月31日、以下の2冊を読み終えた。

1.ニーナ・ゲオルゲ著、遠山明子訳/セーヌ川の書店主(集英社、2019年(電子書籍版))

2.田坂広志著/運気を磨く 心を浄化する三つの技法(光文社、2019年)

〈感想、メモ〉

1.ニーナ・ゲオルゲ著、遠山明子訳/セーヌ川の書店主(集英社、2019年(電子書籍版))

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ニーナ・ゲオルゲの『セーヌ川の書店主』は長編小説。訳者遠山明子はこの小説が様々な側面を持つことを「訳者あとがき」の中で述べている。象徴的な「ペルデュ」という名を持つ主人公の男性は本に関する知識と洞察により、客にとってその時に必要な本を知り、それを薦めることのできる人物として描かれる。本の効用と副作用について書かれたパートが本編終了後に掲載される。村上春樹の『アフターダーク』もそうだと思うのだが、様々な文学や音楽の固有名詞がちりばめられた小説で、登場する実在の楽曲や小説の内容を知っていればより楽しめるという側面も有する。今回は再読。この作品中には未読の小説の名がいくつか出ているので、それらを読んでから3度目に取り組みたい。

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訳者あとがきによると、著者のニーナ・ゲオルゲは1973年の生まれ。

2.田坂広志著/運気を磨く 心を浄化する三つの技法(光文社、2019年)

先日読んだ浅田すぐるの『すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法』に田坂広志の名前が出ていたので、その著作である『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』を読んだ。タイトル通りの内容、面白かった。最近勉強していた易経に関連する記述もあり(著者が進学・就職の際に易者に占ってもらい、それが的中したエピソード)、興味を持って読む。

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(敬称略)

(『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』はサピエ図書館所蔵の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

〈参考図書〉

村上春樹著/アフターダーク(講談社、2004年)

浅田すぐる著/すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法(SBクリエイティブ株式会社、2018年)

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