2025年6月3日、次の青空文庫のファイルを聴き終えた。いずれもkindle版をAndroidのtalkback機能で聴く。
1.九鬼周造著/かれいの贈物
2.夏目漱石著/道楽と職業
3.和辻哲郎著/アフリカの文化
〈感想、メモ〉
1.九鬼周造著/かれいの贈物
底本は岩波文庫の「九鬼周造随筆集」であるようだ。
ある人間がかれいを人に贈るという事柄が同時期に起るという出来事について書かれたもの。
文中には「継起的偶然」などの言葉が登場する。
2.夏目漱石著/道楽と職業
底本はちくま文庫の「夏目漱石全集10」。
講演録。
職業が多様化し、その職能の限定的であることが語られる箇所を聴き、宮本百合子の『個性というもの』という文章が思い出された。
3.和辻哲郎著/アフリカの文化
フロベニウスの『アフリカ文化史』という本が優れていると同時に面白い書物だということが最初に述べられる。
底本は岩波文庫の「和辻哲郎随筆集」。
(敬称略)
(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます)
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