河井寛次郎著『立春開門』と中谷宇吉郎著『立春の卵』を読了

令和5年2月4日、立春にちなみ、次の2つのkindleのファイルをiPhoneのボイスオーバー機能で聴く。

1.河井寛次郎著/立春開門

2.中谷宇吉郎著/立春の卵

〈感想、メモ〉

1.河井寛次郎著/立春開門

奥付によると、底本は『日本の姪随筆17 春』(作品社、1984年)であり、その親本は『六十年前の今』(東峰書房、1968年)であるとのこと。

この随筆は「(以下引用)子供たちは冷凍された。(引用終わり)」という一文で始まる。

全体独特な文章であり、とても面白かった。

「(以下引用)節分がすむと御寺の門には、立春大吉の紙札が張られて(引用終わり)」とあり、立春大吉のお札が登場するタイミングなども読むことができる。

煮鱠や嘗め味噌など、季節の食べ物の話もあり、また、それらがユニークな言葉で表現され、興味深く読んだ。

2.中谷宇吉郎著/立春の卵

底本は『中谷宇吉郎随筆集』(岩波書店、2011年)で、これは第26刷。第1刷りは1988年であるようだ。底本の親本は『立春の卵』(書林新甲鳥、1950年)、初出は「世界」1947年4月。

立春の卵は立つのだと支那の古い本にあるそうで、それを世界各地で実験したことがあったらしい。上海、ニューヨーク、東京などで実験が行われた。上海では卵の価格が高騰したそうである。

子のエッセイの公判では著者がこの実験に取り組む様子が語られる。ユーモアが感じられ、楽しく読んだ。

(敬称略)

(上の二冊は青空文庫で読みました。ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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