宮本百合子著『中国文化をちゃんと理解したい』などを青空文庫のファイルで聴く

2024年5月18日から24日までの期間に次の青空文庫のファイルを聴き終えた。kindle版をiPhoneのVoiceOver機能で聴く。

1.宮本百合子著/中国文化をちゃんと理解したい(『宮本百合子全集 第十七巻』、新日本出版社、1981年初版発行、1986年第4刷発行)

2.南方熊楠著/再び毘沙門に就て(『南方熊楠全集第六巻〔文集 Ⅱ〕』、乾元社、1952年発行)

3.紫式部著、与謝野晶子訳/源氏物語 夕顔(『全訳源氏物語』、角川書店、1971年改版初版発行、1994年56版発行)

4.幸田露伴著/努力論(『努力論』、岩波書店、1940年第1刷発行、1982年第4刷発行)

〈感想、メモ〉

1.宮本百合子著/中国文化をちゃんと理解したい(『宮本百合子全集 第十七巻』、新日本出版社、1981年初版発行、1986年第4刷発行)

本文の最後に日付が入っているが、1937年となっている。この文章、タイトル通りのテーマのためか(非常に短い文章であるが)、伏字部分が複数ある。政治的だとみなされたか。

2.南方熊楠著/再び毘沙門に就て(『南方熊楠全集第六巻〔文集 Ⅱ〕』、乾元社、1952年発行)

『毘沙門の名號に就て』に続く文章であるようだ。

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3.紫式部著、与謝野晶子訳/源氏物語 夕顔(『全訳源氏物語』、角川書店、1971年改版初版発行、1994年56版発行)

経に関する光源氏の言葉が興味深く感じられた。

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4.幸田露伴著/努力論(『努力論』、岩波書店、1940年第1刷発行、1982年第4刷発行)

再読。惜福、分福、殖福の論は比較的わかりやすい。後半に氣について説かれる部分があるのだが、やはり今回も難解に感じられた。食事の際の咀嚼の重要性について書かれた箇所や集中して物事を行うことの大事さが述べられた部分などは表現も平易であり、印象に残る。

(以上、敬称略)

(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます。)

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