國部克彦著『ワクチンの境界』などを読了

令和4年12月4日、次の二冊を読み終えた。

1.東野圭吾著/マスカレード・ゲーム(集英社、2022年)

2.國部克彦著/ワクチンの境界 権力と倫理の力学(AmazingAdventure、2022年)

〈感想、メモ〉

1.東野圭吾著/マスカレード・ゲーム(集英社、2022年)

長編推理小説。ホテル・コルテシア東京を舞台に新田警部らが活躍する。面白かった。

2.國部克彦著/ワクチンの境界 権力と倫理の力学(AmazingAdventure、2022年)

昨今のワクチンに関するコミュニケーションのあり方や個人の摂取するか否かといった行動の決定についての様々な事例について、ブログ執筆者は穏やかでないものを感じていた。

この書籍ではワクチンに関する政府の発言や所謂推進派の人々の言説が紹介され、平易な文章でそれらについて語られる。ミシェル・フーコー、ウィリアム・クリフォードやオルテガ、アーレントといった哲学者の言葉が引用され、とても分かりやすかった。序章にはその最初の部分にフーコーの「主体の解釈学」からの引用が置かれている。

ブログ執筆者の感じていた漠とした違和感に輪郭が与えられたように感じた。また、江戸時代の種痘に関する議論についても紹介されており(池田瑞仙の言葉が引用される箇所がある)、興味深く読んだ。

(敬称略)

(『マスカレード・ゲーム』はサピエ図書館所蔵の福島県点字図書館が制作した点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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