次の3冊は2022年4月7日から9日までの期間に読み終えた本である。
1.瀬名秀明著/パラサイト・イヴ(角川書店、1995年)
2.松本清張著/ベイルート情報(文藝春秋、1977年)
3.佐々木正悟著、大橋悦夫監修/なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間がない病」の特効薬!タスクシュート時間術(技術評論社、2014年、電子書籍版)
〈感想、メモ〉
1.瀬名秀明著/パラサイト・イヴ(角川書店、1995年)
『パラサイト・イヴ』は生化学などがベースとなっているホラー小説。本作は第2回日本ホラー小説大賞受賞作であり、巻末に荒俣宏らの選評が収録される。
2.松本清張著/ベイルート情報(文藝春秋、1977年)
『ベイルート情報』は短編小説集である。「脊梁」、「晩景」、「軍部の妖怪」、「ベイルート情報」の4作品が収録される。
「軍部の妖怪」には東京裁判が描かれる部分があり、興味深く読んだ。
「ベイルート情報」は一人称の語り手が1964年にローマからカイロへ向かう場面から始まる。語り手はそれ以前から中東見物を望んでおり、事前にイラク、エジプト、レバノン、シリア、ヨルダン、イラン等のビザを取得していたということが語られる。著者松本清張自身のかつてのこの土地の旅行が反映された作品なのであろうと想像しながら読んだ。
3.佐々木正悟著、大橋悦夫監修/なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間がない病」の特効薬!タスクシュート時間術(技術評論社、2014年、電子書籍版)
kindle版をiPhoneのVoiceOver機能で聴く。
『なぜ、仕事が予定通りに終わらないのか?~「時間がない病」の特効薬!タスクシュート時間術』はタイトルどおり時間管理術に関する本である。自らの行動とそれに必要な時間を認識することの重要性などが述べられる。
(敬称略)
(『ベイルート情報』と『パラサイト・イヴ』の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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