市村洋文著『1億稼ぐ人の「超」メモ術』などを読了

以下の5冊は2022年3月20日から22日までの3日間に読み終えた本である。

1.市村洋文(著)/1億稼ぐ人の「超」メモ術(プレジデント社、2017年、電子書籍版)

2.A.グッダル (著)、戸内順一(訳)/エキスパートシステムとは何か(啓学出版、1987年)

3.五代ゆう(著)/グイン・サーガ第146巻 雲雀とイリス(早川書房、2019年)

4.横田濱夫(著)/暮らしてわかった!年収100万円生活術(講談社、2004年)

5.勝間和代(著)/勝間式超コントロール思考(アチーブメント出版、2019年)

〈感想、メモ〉

1.市村洋文(著)/1億稼ぐ人の「超」メモ術(プレジデント社、2017年、電子書籍版)

野村證券において伝説的な存在となった著者のメモ術が語られる。

著者は「ブロックメモ」というメモを使っているとのことである。正方形のメモで、素材、外見に優れているので、やや高価(約600枚で3132円(税込み、出版当時の価格))なものである。著者はメモを取る姿は他人が見るものなので、メモ・ツールはそれも考慮に入れたものを選ぶべきだと考えているようである。

メモに書き込む内容は3つに分類してある。①得た情報を書き込む「情報メモ」、②やるべきことを書き込む「TO DOメモ」、③他者への情報伝達に用いる「指示メモ」。

著者がブロックメモを身体の一部のように使いこなしている様子が想像される。やはり「メモをとる」と一言で言っても、習熟には練習、訓練が必要な技術であるのだなと思った。

著者市村洋文(Ichimura Hirofumi,1959~)は北海道生まれ。

2.A.グッダル (著)、戸内順一(訳)/エキスパートシステムとは何か(啓学出版、1987年)

エキスパートシステムの機能や推論方法、歴史などが解説される。

「1章 エキスパートシステムとは何か」、「2章 エキスパートシステムの応用」、「3章 エキスパートシステムの推論」、「4章 エキスパートシステムの利点」、「5章 エキスパートシステムの内部」、「6章 エキスパートシステムの開発」、「7章 エキスパートシステムの開発者」、「8章 エキスパートシステムの歴史」、「9章 将来のエキスパートシステム」という構成である。

巻末「著者について」によると、著者のアレックス・グッダル(Alex Goodall)は、エクゼタ(Exeter)大学の数学と理論物理学の学位及びブルネル(Brunel)大学のコンピュータ科学の修士号を持つ。

3.五代ゆう(著)/グイン・サーガ第146巻 雲雀とイリス(早川書房、2019年)

ヴァルーサ、リギア、オクタヴィアの登場場面が面白い。「第4話 雲雀とイリス」でのヴァルーサとリギアとの出会いの場面、二人の持ち味が出ているように思えて楽しんで読んだ。オクタヴィアも同じく第4話に登場するのだが、吟遊詩人マリウスとの会話の場面が描かれる。印象的なシーンだった。

また、第二話には、ライゴールのアンダヌスも登場する。この第二話は「沿海州会議」と名付けられているが、アンダヌスの存在感は最も強い。

4.横田濱夫(著)/暮らしてわかった!年収100万円生活術(講談社、2004年)

タイトル通りの内容の実用書であるが、ユーモアのある文章で、エッセイとしても面白い。著者横田 濱夫(Yokota Hamao,1958~)は東京生まれ。銀行に勤務していた経験を持つ作家。

5.勝間和代(著)/勝間式超コントロール思考(アチーブメント出版、2019年)

再読。主体的に生活し、物事をコントロールするための具体的な手法が紹介される本。序章において総論が語られたのちに「第1章 仕事をコントロールする」、「第2章 お金をコントロールする」、「第3章 健康をコントロールする」、「第4章 人間関係をコントロールする」、「第5章 家事をコントロールする」、「第6章 娯楽をコントロールする」という章立てで進行する。読みやすい本である。

〈参考ページ〉

ウィキペディア 横田濱夫

(敬称略)

(『エキスパートシステムとは何か』と『暮らしてわかった!年収100万円生活術』の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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