ジェームズ・ラヴロックの『ガイアの復讐』の第4章を読み始める

令和5年1月18日、ジェームズ・ラヴロック『ガイアの復讐』の第4章の最初のパートを読み終える。「気候変動の予測」と題されたパート。

このパートでは、作家マイケル・クライトンの作品や主張について語られる部分が印象的だった。冒頭部分に彼の「天気の長期予報は不可能(本文より引用)」という主張が紹介される。

ラヴロックはクライトンを好んで読むとのことである。こうしたことを聴くといつも感じるのだが、研究者という人たちの活字による情報処理能力の高さは驚くべきものだ。このくだりを読んだ時にまず連想したのは養老孟司の読書のことで、以前彼の本を読んでいて研究も当然行い、そのうえで非常に多くの趣味も読書も行っているというのは、どのような時間の使い方をすればそれが可能になるのだろう、と思ったことがある。ブログ執筆者も工夫して文字情報の処理能力を高めたいと思う。

ラヴロックは気候予測の信頼できる情報源としてIPCC(気候変動に関する政府間パネル)を挙げている。IPCCは世界気象機関(WMO)と国際環境計画(UNEP)によって設立された。

ジェームズ・ラヴロック著、秋元勇巳監修、竹村健一訳/ガイアの復讐(中央公論新社、2006年)

〈参考ページ〉

気象庁のページ

国連広報センターのページ

(敬称略)

(『ガイアの復讐』はサピエ図書館の点字データで読んでいます。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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