『「明治礼賛」の正体』などを読了

令和4年5月20日から22日までの期間に以下の4冊を読み終えた。

1.司馬遼太郎著/翔ぶがごとく(1)(文芸春秋、1980年)

2.笹沢左保著/悪魔の剃刀(光文社、1996年)

3.笹沢左保著/崩壊の夜(徳間書店、1982年)

4.斎藤貴男著/「明治礼賛」の正体(岩波書店、2018年)

〈感想、メモ〉

1.司馬遼太郎著/翔ぶがごとく(1)(文芸春秋、1980年)

『翔ぶがごとく(1)』は再読。西郷隆盛、大久保利通、桐野利秋、川路利良、山県有朋らが登場する。

この巻の五つ目の章である「征韓論」では、岩倉や大久保らが海外にいる期間の議会(明治六年)での征韓論に関する議論が描かれている。

2.笹沢左保著/悪魔の剃刀(光文社、1996年)

『悪魔の剃刀』は推理小説。「帰宅拒否症」がテーマであることが冒頭で述べられている。解説は権田萬治。

主人公の海老沢四郎は、日本WHM社に勤務している。物語の冒頭で、日本WHM社は600億の資本を持ち、その社員数は20000人、本社ビルは虎ノ門にあるということが説明される。この本社ビルの20階から、共同通信会館やホテルオークラ(小説当時の呼称)、アメリカ大使館を見ることができることが記されていて、印象に残る。

また、この小説には、文京区駒込の六義園が舞台として登場し、その場面も印象的であった。ほか、新宿区なども舞台となる。

3.笹沢左保著/崩壊の夜(徳間書店、1982年)

『崩壊の夜』も推理小説。1962年4月から9月にかけて週刊誌連載された作品である(巻末解説による)。

第一章の冒頭は丸の内の夜の様子が描写される。この小説の主人公の勤務する広告代理店は丸の内に本社を持つ。このほか、世田谷などがこの小説の舞台となる。

解説は武蔵野次郎。この解説は1982年に記されたもの。

4.斎藤貴男著/「明治礼賛」の正体(岩波書店、2018年)

『「明治礼賛」の正体』は国策としての「明治礼賛」があるとして、それを批判する書籍。小日本主義の部分を興味深く読んだ。ここでは、『石橋湛山と小国主義』(岩波書店)の著者、井出孫六の言葉も紹介される。

(敬称略)

(上の四冊はサピエ図書館の点字データを用いました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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