2025年8月14日、次の青空文庫のファイルを聴き終えた。いずれもkindle版で、Androidのtalkbackで聴いた。
1.永井荷風著/断膓亭日記巻之一大正六年丁巳九月起筆
2.佐藤垢石著/道具と餌と天候
3.寺田寅彦著/さまよえるユダヤ人の手記より
〈メモ〉
1.永井荷風著/断膓亭日記巻之一大正六年丁巳九月起筆
冒頭に「(以下引用)荷風歳卅九(引用終わり)」とある。
その年の9月の記録から始まるこの文章には、梅もどきを植える話など、花についての記述が多く含まれる。
12月31日の箇所には薄田泣菫を読むとの記述あり、興味深く感じる。
2.佐藤垢石著/道具と餌と天候
底本は二見書房の「垢石釣游記」。
天候の予測についての記述が興味深く感じられた。
3.寺田寅彦著/さまよえるユダヤ人の手記より
底本は岩波書店の「寺田寅彦全集 第三巻」。
「涼しさと暑さ」、「玉虫」、「杏仁水」、「橋の袂」の四つの文章が収められている。
著者が夏の正午に駕籠町から上野行きに乗ったというところから始まる「玉虫」の話の運びが面白く感じられた。
(敬称略)
(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます)
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