2025年8月11日、次の青空文庫のファイルを聴き終えた。kindle版をAndroidのトークバックで聴く。
1.菊池寛著/長篠合戦
2.佐藤垢石著/季節の味
3.佐藤垢石著/魔味洗心
〈メモ〉
1.菊池寛著/長篠合戦
底本は文春文庫の「日本合戦譚」。
武田勝頼、馬場信房、内藤昌豊、山県昌景らが登場する。
2.佐藤垢石著/季節の味
底本はつり人社のつり人ノベルズ「垢石釣り随筆」。
食するに適した、また、適さない時期に触れられるのは鰔、鹿、鯛、鰻、雉子、鴨、鮎など。
3.佐藤垢石著/魔味洗心
底本はつり人社のつり人ノベルズ「『たぬき汁』以後」。
隣の村の人が「蜂鱒」を利根川で拾ったというエピソードからこの文章は始まる。蜂鱒とは、蜂を食してしまい、それでまだ生きている蜂に胃壁を刺されて失神した鱒を云う言葉らしい。いろいろな言葉があるものだと感心する。
「戦局」という言葉が文中にあることから、1940年前半の頃のエッセイだと思う。
日本各地の川の鮎の味についても語られていて、面白い。
大正十五年の関東水力電気会社の大堰堤の竣成の前後の利根川の鮎の味の変化の話など、興味深く思われた。
(敬称略)
(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます。)
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