青空文庫の佐藤垢石著「鯰」などを聴いた

2025年8月10日、次の青空文庫のファイルを聴き終えた。いずれもkindle版。Androidのトークバックで聴く。

1.永井荷風著/銀座

2.佐藤垢石著/鯰

3.西田幾多郎著/国語の自在性

〈メモ〉

1.永井荷風著/銀座

底本は岩波文庫の「荷風随筆集(上)」。

文末には「明治四十四年七月」と記されている。

地名では松本楼、帝国ホテル、歌舞伎座、交詢社などの名が、また、著作物では『阿菊さん(マダムクリザンテエム)』の名が出てくる。

再読。

2.佐藤垢石著/鯰

底本はつり人社のつり人ノベルズ「『たぬき汁』以後」。

著者の佐藤垢石は群馬県生まれのエッセイストで、釣りジャーナリストでもあるらしい(→参照ページ)。

この「鯰」は上・下で構成された文章であるが、全体にはとても短いもの。

「下」パートに、『捜神記』の中に、孔子の弟子の子路が大鯰の化けて出てきたのと闘う話が収められていることが紹介されていて、印象に残る。

(参考ページ)

ウィキペディア 佐藤垢石

3.西田幾多郎著/国語の自在性

底本は岩波文庫の「西田幾多郎随筆集」。

『国語特報』なる本の第五号          昭和十一年一月の号に掲載されたものであるらしい。

日本人の物の見方・考え方の特色を「(以下引用)現実の中に無限を掴む(引用終わり)」ことにあると著者が考えているのが興味深い。

(敬称略)

(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます)

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