2025年8月6日、次の青空文庫のファイルを聴き終えた。いずれもkindle版。Androidのトークバックで聴いた。
1.岡本かの子著/鮨
2.中井正一著/うつす
3.梶井基次郎著/詩二つ
〈メモ〉
1.岡本かの子著/鮨
底本はちくま文庫の「岡本かの子全集5」。
小説。主要登場人物の一人のともよは鮨屋(すしや)の娘。彼女の両親の鮨屋の客である湊(みなと)という「(以下引用)五十過ぎぐらいの紳士(引用終わり)」がもう一人の主要登場人物である。
短い作品だが、読後感も良く、余韻もある。
2.中井正一著/うつす
底本は美術出版社の「中井正一全集 第三巻 現代芸術の空間」。
冒頭にインドの王様が二人の画家に壁画を描かしめる話が置かれる。
「(以下引用)かかる反響、射影こそ芸術の原現象の象徴でなくてはならない(引用終わり)」との主張があり、興味深く思う。
この文章の最後に「『光画』一九三二年七月号」とある。この本に掲載されたようだ。
3.梶井基次郎著/詩二つ
底本はちくま文庫の「梶井基次郎全集 全一巻」。
「秘やかな楽しみ」と「秋の日の下」の二つの詩が収められる。
文末に大正十一年と記されている。
〈参考ページ〉
(敬称略)
(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます)
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