羽矢謙一著『ディラン・トマス』などを読了

以下の11冊は、2022年1月13日から15日までの期間に読み終えた本である。

1.ジョン・ウェスレー著/永遠について ジョン・ウェスレー標準説教Ⅵ(日本ウェスレー出版協会、1979年)

2.中丸薫著/闇の世界権力構造と人類の針路(文芸社、1997年)

3.ナポレオン・ヒル著、田中孝顕訳/巨富を築く13の条件(きこ書房、2001年)

4.児玉隆也著、鶴見俊輔解説/一銭五厘たちの横丁(岩波書店、2000年)

5.羽矢謙一著/ディラン・トマス(研究社出版、1983年)

6.津村節子著/合わせ鏡(朝日新聞西部本社、1998年)

7.上阪徹著/メモ活(電子版)(学研プラス、2020年)

8.五島勉著/H.G.ウェルズの予言された未来の記録(祥伝社、2013年)

9.佐野眞一著/小泉純一郎 血脈の王朝(文藝春秋、2004年)

10.遠藤嘉信著/祭壇の火は燃え続けさせよ レビ記に見る神の聖さ(いのちのことば社、2008年)

11.飛鳥昭雄著/ノストラダムス(講談社、1994年)

〈感想、メモ〉

1.ジョン・ウェスレー著/永遠について ジョン・ウェスレー標準説教Ⅵ(日本ウェスレー出版協会、1979年)

『永遠について ジョン・ウェスレー標準説教Ⅵ』では第2章の「三位一体について」が興味深かった。

「(以下引用)優れた説教者、緻密な組織者、倦むことなき執筆者として、メソジスト運動を指導し、イギリスを流血の革命から救ったとされるウェスレー(引用終わり)」という部分が「序」にある(「序」の日付は1979年7月25日とある)。

2.中丸薫著/闇の世界権力構造と人類の針路(文芸社、1997年)

著者とキッシンジャーとの会話(ごく短いもの)が面白い。

また、様々な出来事と聖書の記述との関連性について注意を促しているのも面白いと思った。例えば、第4章でカナン人の行いに関して詩編106に記されているとの指摘があった。

ほか、興味を持って読んだキーワードは以下のようなもの。(1)歴史上の人物…セシル・ローズ、マルクス、カルヴィン。(2)組織…タビストック研究所、ハーバード心理学研究所、英国国際問題研究所、など。

3.ナポレオン・ヒル著、田中孝顕訳/巨富を築く13の条件(きこ書房、2001年)

『巨富を築く13の条件』では第6章に「失敗を招く30の原因」が挙げられている。参考になるリストだと思った。八つ目に挙げられている「一日伸ばしの傾向」が印象に残った。

4.児玉隆也著、鶴見俊輔解説/一銭五厘たちの横丁(岩波書店、2000年)

『一銭五厘たちの横丁』は「出征軍人留守家族」のネガを現像するところから語り起される本である。一銭五厘とは、召集令状のことである。NHKのプロデューサーにこの言葉の意味を説明する場面が描かれており、印象的だ。

この書籍は、もともと1974年に開催された桑原甲子雄の写真店に当たり文章を依頼されたに始まったものであるという(「解説」による)。

5.羽矢謙一著/ディラン・トマス(研究社出版、1983年)

ウェイルズ(本文表記)出身の詩人ディラン・トマスの評伝である。

トマスが生まれたスヲンジーの家は、「セミ・ディタッチト」の形式のものだったようだ。住まいのあり方はやはり住民の過ごし方に影響を与えるだろうから、描写される町の雰囲気とともにこの家屋も印象に残った。

6.津村節子著/合わせ鏡(朝日新聞西部本社、1998年)

津村節子の『合わせ鏡』は朝日新聞に連載されたエッセイがまとめられたものである。

「作家と作品」というエッセイの中で立原正秋、丹羽文雄、吉村昭、芝木好子といった作家たちのエピソード(死と創作に関するもの)が描かれている。興味深く読んだ。

ほか、富山のバーのことなどが語られる「北陸の夜」、福井の神明神社の祭りの思い出などが記された「地域の祭り」、岩手県の田野畑村の医師のエピソードである「花笑みの村」が印象に残る。

7.上阪徹著/メモ活(電子版)(学研プラス、2020年)

kindle版をiPhoneのVoiceOver機能で聴く。

上阪徹の著作である『メモ活』はメモをとることの効用やそのノウハウなどが書かれたものである。

8.五島勉著/H.G.ウェルズの予言された未来の記録(祥伝社、2013年)

『H.G.ウェルズの予言された未来の記録』はノストラダムスの予言で有名な著者が、予言的なH.G.ウェルズの著作について調査・執筆したものである。

ウェルズ作品に収められた訳者阿部知二によるあとがきに関するエピソードが非常にミステリアスな雰囲気で面白かった(第4章)。

ほか、興味深く読んだ個所二つ。(1)ウェルズ作品の考察(『宇宙大戦争』で用いられる言葉の検討など)。(2)『推背図』について書かれた部分。

9.佐野眞一著/小泉純一郎 血脈の王朝(文藝春秋、2004年)

『小泉純一郎 血脈の王朝』は文藝春秋に連載された「飯島勲論」、「田中眞紀子」、「小泉信子論」、「小泉純一郎論」に大幅な加筆がなされたものである。

10.遠藤嘉信著/祭壇の火は燃え続けさせよ レビ記に見る神の聖さ(いのちのことば社、2008年)

牧師である著者の遺稿から書き起こされた講解説教である。全焼の生贄や穀物の捧げものなどの意味が解説される部分が印象的だった。

著者遠藤嘉信(1959~2007)は静岡県生まれ。

11.飛鳥昭雄著/ノストラダムス(講談社、1994年)

『ノストラダムス』はユダヤ系フランス人医師ミシェル・ド・ノストラダムス(1503~1566)の伝記である。彼はアンリ2世の事故死を予言したことでも知られる。

アンリ2世、カトリーヌ・ド・メディシスとノストラダムスは同時代人であり、ノストラダムスが彼らから招待された時のエピソードも読むことができる。

(敬称略)

(『メモ活』を除く10冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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