2025年8月1日、次の青空文庫のファイルを聴き終えた。いずれもkindle版をAndroidのトークバックで聴く。
1.萩原朔太郎著/僕の孤独癖について
2.芥川龍之介著/寒山拾得
3.森鴎外著/文芸の主義
4.寺田寅彦著/わが中学時代の勉強法
〈メモ〉
1.萩原朔太郎著/僕の孤独癖について
底本は平凡社の「世界教養全集 別巻1 日本随筆・随想集」。
ショーペンハウエルの話題なども登場して面白く感じられた。
2.芥川龍之介著/寒山拾得
底本は筑摩書房の「筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻」。
語り手が漱石を訪れるところから始まるごく短い作品。
3.森鴎外著/文芸の主義
底本は中央公論社の「日本の名著 42 夏目漱石 森鴎外」。
エミール・ゾラが自然主義の言葉に自ら縛られていたのだという評は面白いと思った。
4.寺田寅彦著/わが中学時代の勉強法
底本は作品社の「日本の名随筆 別巻85 少年」。
文末に明治41年12月との年・月が記されている。
自らの所有する教科書に黒板に書かれた事柄を書き込むという話や、その日その日の断片的な学習内容を暗記するのでなく内容がひと段落してのちにまとめて復讐するという話などが興味深く感じられた。
(敬称略)
(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます。)
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