2025年6月29日と30日の二日間で次のファイルを聴き終えた。いずれもkindle版の青空文庫であり、Androidのtalkback機能で聴いた。
1.紫式部著、與謝野晶子訳/源氏物語 真木柱
2.紫式部著、與謝野晶子訳/源氏物語 梅が枝
3.国木田独歩著/忘れえぬ人々
4.与謝野晶子著/平塚さんと私の論争
〈感想、メモ〉
1.紫式部著、與謝野晶子訳/源氏物語 真木柱
底本は角川文庫の「全訳源氏物語 中巻」である。
六条院に咲く山吹の場面が印書に残った。
2.紫式部著、與謝野晶子訳/源氏物語 梅が枝
底本は上の「源氏物語 真木柱」と同じく角川文庫の「全訳源氏物語 中巻」である。
夫人たちと源氏が調合した香りを競う場面が記憶に残る。
〈関連ページ〉
『源氏物語』の「梅枝」の巻について書かれた箇所のある加藤博子著『五感の哲学』(ベストセラーズ)などを再読下記録を含む記事
3.国木田独歩著/忘れえぬ人々
底本は岩波文庫の「武蔵野」。
北風の強く吹く三月の溝口の場面から始まる短編小説である。
4.与謝野晶子著/平塚さんと私の論争
底本は岩波文庫の「与謝野晶子評論集」。
与謝野の『婦人公論』誌で述べた(以下引用)「男子の財力をあてにして結婚し、及び分娩する女子は、たといそれが恋愛関係の成立している男女の仲であっても、経済的には依頼主義を取って男子の奴隷となり、もしくは男子の労働の成果を侵害し盗用している者だと思います。男女相互の経済上の独立を顧慮しない恋愛結婚は不備な結婚であって、今後の結婚の理想とすることが出来ません」
(引用終わり)という論から起こった平塚雷鳥との議論についての文章。
(敬称略)
(青空文庫の制作ボランティアの方々に感謝申し上げます。)
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