青空文庫で永井荷風著『伝通院』などを聴く

2024年5月16日から翌日までの期間に次の青空文庫のファイルを聴き終えた。kindle版をiPhoneのVoiceOver機能で聴く。

1.永井荷風著/伝通院(『荷風随筆集(上)、岩波書店、1986年第1刷発行、2006年第27刷発行』)

2.南方熊楠著/毘沙門の名號に就いて(『南方熊楠全集第六巻 〔文集 Ⅱ〕』、乾元社、1952年発行)

3.鈴木大拙著/洪川禅師のことども(『禅堂生活』、岩波書店、2016年第1刷発行)

〈感想、メモ〉

1.永井荷風著/伝通院(『荷風随筆集(上)、岩波書店、1986年第1刷発行、2006年第27刷発行』)

伝通院の火災と再建など、小石川に関する思い出が綴られる。まだ江戸の生活様式を持つ人々についての記憶なども書かれており、興味深く読む。

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2.南方熊楠著/毘沙門の名號に就いて(『南方熊楠全集第六巻 〔文集 Ⅱ〕』、乾元社、1952年発行)

毘沙門天のクベラ、クピラという異名について、それがインドの一神を指すということが述べられた短い文章。

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3.鈴木大拙著/洪川禅師のことども(『禅堂生活』、岩波書店、2016年第1刷発行)

鎌倉円覚寺の今北洪川について書かれた文章。今北洪川がもともと儒家出会ったということが印象に残る。

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(以上、敬称略)

(青空文庫のファイルを制作された方々に感謝申し上げます。)

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