フェルナンド・ペソアの短編集『アナーキストの銀行家』などを読了

令和4年10月19日、次の二冊を読み終えた。

1.フェルナンド・ペソア著、近藤紀子訳/アナーキストの銀行家 フェルナンド・ペソア短編集(彩流社、2019年)

2.ティク・ナット・ハン著、磯崎ひとみ訳/ブッダ「愛」の瞑想 人間関係がうまくいく<気づき>の実践法(KADOKAWA、2014年)

〈感想、メモ〉

1.フェルナンド・ペソア著、近藤紀子訳/アナーキストの銀行家 フェルナンド・ペソア短編集

収録作品は「独創的な晩餐」、「忘却の街道」、「たいしたポルトガル人」、「夫たち」、「手紙」、「狩」、「アナーキストの銀行家」。表題作の「アナーキストの銀行家」は一種の会話劇。アナーキズムを持ちながら銀行家でもあるという男にその友人がなぜそのようなことが可能なのかと問う。アナーキズム、共産主義、資本といったことについて銀行家の語る言葉が面白かった。訳者による前書き「トランクを開けて」によってペソアの原稿がどのような状態にあったのか知ることができ、興味深かった。

著者フェルナンド・ペソア(Fernando Pessoa、1888~1935)はポルトガルのリスボンに生まれ、リスボンで没する。Alberto Caeiroなど、様々なペンネームを持つ(本書「トランクを開けて」、参考ページを参照)。

2.ティク・ナット・ハン著、磯崎ひとみ訳/ブッダ「愛」の瞑想 人間関係がうまくいく<気づき>の実践法

瞑想の実践法が語られる本。マインドフルネスの考え方が示されていて、興味深く読んだ。特に、呼気時、吸気時にそれぞれに「気づく」呼吸の方法について書かれた部分が記憶に残る。具体的で取り組みやすいと思う。

帯にはダライ・ラマが言葉を寄せている。

著者ティク・ナット・ハン(Thich Nhat Hanh,1926~2022)はベトナムの仏教僧であり平和活動家。

〈参考ページ〉

Wikipedia フェルナンド・ペソア

(敬称略)

(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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