『工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア』などを読了

令和4年6月24日、以下の2冊を読み終えた。

1.風巻絃一著/暗闘 断魔の剣 小説・徳川吉宗(春陽堂書店、1995年)

2.今野浩著/工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア 森口繁一という天才(青土社、2015年)

〈感想、メモ〉

1.風巻絃一著/暗闘 断魔の剣 小説・徳川吉宗(春陽堂書店、1995年)

先日、『明治維新の大嘘』(三橋貴明著、経営科学出版)や『細川重賢』(童門冬二著、学陽書房)などを読んだので、『暗闘 断魔の剣 小説・徳川吉宗』は経済について描かれた部分を面白く感じた。吉宗と宗春の経済政策の結果の描写が興味深い。

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養老孟司著、浜崎洋介聞き手『AI支配でヒトは死ぬ。』などを読了

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松尾通監修『アロエ健康法』などを読了

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フレッド・ウルマン著『友情』などを読了

2.今野浩著/工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア 森口繁一という天才(青土社、2015年)

『工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア 森口繁一という天才』はヒラノ教授シリーズ。『工学部ヒラノ教授と七人の天才』(青土社)の読者からの続編を望む旨の手紙が届いたことから本作は執筆が計画されたとのことであった(「あとがき」による)。

本書は〈30年に一人の大秀才〉と呼ばれた森口繁一を軸に書かれ、近藤一夫、伊理正夫、竹内啓といった人物たちが描かれる。

伊理正夫が教養課程で7つの外国語を履修していたというエピソードは印象的であった。

短いものではあるがジョン・マッカーシーに関するエピソードも語られるスタンフォード大学の章(第9章)を興味深く読んだ。

(敬称略)

(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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