宮城谷昌光『太公望(中巻)』などを読了

令和4年9月25日、以下の2冊を読み終えた。

1.宮城谷昌光/太公望 中巻(文藝春秋、2014年、電子書籍版)

2.ジュリア・キャメロン著、菅靖彦訳/ずっとやりたかったことを、やりなさい。(サンマーク出版、2001年)

〈感想、メモ〉

1.宮城谷昌光/太公望 中巻(文藝春秋、2014年、電子書籍版)

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『太公望 中巻』は太公望呂尚を主人公とした歴史小説である。旦(後の周公旦)も登場する。

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主人公・望が磊老(蘇侯の臣)から故事を学ぶ場面(「陰火」~「商の栄」)を興味深く読んだ。

ほか、印象的だった点。(一)箕子について書かれた箇所。この巻には、箕子と象牙の箸の話も収められる。『韓非子』の中のこの話では、受王が紂王となっていることを著者は説明している。この象牙の箸の話は、上記の酒井照空の『至誠』の中でも紹介されている。(二)古公亶父の子、季歴の兄である太伯について書かれた箇所。例えば、太伯の移動した先の土地の名、「梅里」を水戸光圀がその号とした、という話など(光圀は太伯を尊崇していたとのことである)。

著者宮城谷 昌光(みやぎたに まさみつ)は1945年愛知県の生まれ。

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2.ジュリア・キャメロン著、菅靖彦訳/ずっとやりたかったことを、やりなさい。(サンマーク出版、2001年)

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読むのは3回目。今回は第7章におけるマイルス・デイヴィスの言葉の引用が印象に残った。

(敬称略)

(『太公望 中巻』の電子書籍の漢字の読み方はサピエ図書館の点字データ(底本は平成10年出版のもの)を参考にさせていただきました。また、『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』は同じくサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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