実吉達郎著『怖くて読めない水滸伝』などを読了

令和4年12月10日、次の二冊を読み終えた。

1.実吉達郎著/怖くて読めない水滸伝 中国の残虐・猛悪の英雄たち(講談社、2000年)

2.近藤啓太郎、安岡章太郎著/齢八十いまなお勉強(光文社、2001年)

〈感想、メモ〉

1.実吉達郎著/怖くて読めない水滸伝 中国の残虐・猛悪の英雄たち(講談社、2000年)[点字版製作 都城市点字図書館]

タイトルから想像した通りの内容の本であった。水滸伝の登場人物たち(武松ら)の残虐行為は非常に不愉快であり、また、興味深かった。また、著者紹介によると、著者実吉達郎(Saneyoshi Tatsuo)は1929年東京の生まれ。ブラジルで移民生活を送りながら動物の研究をしていたという経歴を持っている。ノンフィクションライターであり、日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員でもあるとのことである。

2.近藤啓太郎、安岡章太郎著/齢八十いまなお勉強(光文社、2001年)[点字版製作 神奈川県ライトセンター]

近藤啓太郎と安岡章太郎の対談本である。志賀直哉や吉行淳之介の思い出話が印象的だった。

ほか、入隊して大陸に行ったが、病気で旅順の療養所に入り、そこでレイテ島の状況を知ったという安岡の経験談なども印象に残る。

(敬称略)

(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

コメント

タイトルとURLをコピーしました