『ボルヘス怪奇譚集』などを読了

令和4年9月3日、以下の2冊を読み終えた。いずれもkindle版をiPhoneのVoiceOver機能で聴く。

1.J.L.ボルヘス、A.ビオイ=カサーレス編、柳瀬尚紀訳/ボルヘス怪奇譚集(河出書房新社、2018年(電子書籍))

2.マガジンハウス/松尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力(マガジンハウス、2017年)

〈感想、メモ〉

1.J.L.ボルヘス、A.ビオイ=カサーレス編、柳瀬尚紀訳/ボルヘス怪奇譚集(河出書房新社、2018年(電子書籍))

『ボルヘス怪奇譚集』は幻想的な短い文章が集められたもの。フランツ・カフカや呉承恩、マルティン・ブーバー、エドガー・アラン・ポオ、キケロ、ディドロ、O¥・ヘンリー、G・ウィラビー=ミードらの文章が収録される。1976年の『ボルヘス怪奇譚集』の文庫化である。解説は朝吹真理子。

印象が強かったのは、フランツ・カフカの「セイレーンの沈黙」(『シナの長城』ウィラ・ミューア、エドウィン・ミューア共訳、ニューヨーク、一九四八年)と、G・ウィラビー=ミード「書物による防御」(『中国の妖怪と鬼』(一九二八年))。

2.マガジンハウス/松尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力(マガジンハウス、2017年)

『松尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力』には平尾誠二の言葉が収められる。組織論、海外と日本のラグビーの比較、リーダー像などについての言葉。山中伸弥(「人を叱るときの4つの心得」)、山口良治(「平尾少年がミスターラグビーになるまで」)平尾恵子(「家族への言葉」)といった所縁の人物たちの原稿も収録。

(敬称略)

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