2022年4月4日から6日までの期間に以下の3冊を読み終えた。
1.今野敏著/義闘 渋谷署強行犯係(徳間書店、2008年)
2.ウィンストン・グルーム著、小川敏子訳/フォレスト・ガンプ(講談社、1995年)
3.山中康裕著/臨床ユング心理学入門(PHP研究所、1996年)
〈感想、メモ〉
1.今野敏著/義闘 渋谷署強行犯係(徳間書店、2008年)
『義闘 渋谷署強行犯係』は整体師の竜門光一を主人公とした小説。格闘場面や整体治療が面白い。また、格闘のシーンでも、治療のシーンでも主人公の思考の流れが描写されており、興味深く読んだ。
2.ウィンストン・グルーム著、小川敏子訳/フォレスト・ガンプ(講談社、1995年)
『フォレスト・ガンプ』は同名映画の原作小説である。
3.山中康裕著/臨床ユング心理学入門(PHP研究所、1996年)
『臨床ユング心理学入門』は精神科医による著作。タイトルである「臨床ユング心理学」は作者の造語であることが序章において述べられている。臨床例も収録される。
「序章 臨床ユング心理学への道」、「第1章 臨床ユング心理学の歴史」、「第2章 ユング心理学の基礎」、「第3章 ユングの個性化過程」、「第4章 臨床ユング心理学の実践」、「終章 臨床ユング心理学の未来」という構成である。
第4章で紹介されるある女性の症例の中で、その女性が描いた絵がプシケーを思わせるものであったというエピソードがあり、記憶に残る。ギリシャ神話の中にあるアモールとプシケーのストーリ―がどのように臨床の中で解釈されるかという興味を持ち、読んだ。
〈関連記事 プシケーの物語が収録されるアプレイウスの『黄金のロバ』(グーテンベルク21)を読んだ記録を含む記事〉
著者紹介によると、著者山中康裕は1941年名古屋の生まれ。
(敬称略)
(上の三冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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