加藤常昭著『説教者カール・バルト』などを読了

以下は1月22日から24日までの期間に読み終えた10冊である。

1.船井幸雄著/一生の幸せにつながる一日の過ごし方(ゴマブックス、2007年)

2.加藤常昭著/説教者カール・バルト バルトと私(日本キリスト教団出版局、1995年)

3.安保徹著/安保徹病気にならない人の免疫の新常識(永岡書店、2007年)

4.安藤美冬著/冒険に出よう 未熟でも未完成でも“今の自分”で突き進む。(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2012年)

5.本谷有希子著/腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(講談社、2007年)

6.斎藤一人著/私は私(サンマーク出版、2022年)

7.副島隆彦、植草一秀著/売国者たちの末路 私たちは国家の暴力と闘う(祥伝社、2009年)

8.田中芳樹著/魔天楼 薬師寺涼子の怪奇事件簿(講談社、1996年)

9.渡部昇一著/「一流の人」になる法則(三笠書房、2003年)

10.船井幸雄, 岡崎久彦著/気の力(海竜社、2006年)

〈感想、メモ〉

1.船井幸雄著/一生の幸せにつながる一日の過ごし方(ゴマブックス、2007年)

『一生の幸せにつながる一日の過ごし方』の中にも多くの著名人の名前が出てくるが、著者船井幸雄の多彩な人間関係は興味深い。「第1章 幸せに生きるコツ」の中に著者のある一日の過ごし方が書かれている。そこでその日に会った人が記されている。その中には「(以下引用)副島隆彦氏、ベンジャミン・フルフォード氏、中矢伸一、安保徹先生(引用終わり)」というメンバーの名前があり、とてもユニークだと思った。

〈関連記事 船井幸雄の著作を読んだ記録を含む記事〉

清岡卓行著『アカシヤの大連』などを読了

松本光正著『やっぱり高血圧はほっとくのが一番』などを読了

2.加藤常昭著/説教者カール・バルト バルトと私(日本キリスト教団出版局、1995年)

『説教者カール・バルト バルトと私』ではバルトの説教の収録されたレコードのエピソードが面白かった。

巻末の著者略歴によると、著者加藤常昭は1929年ハルピンの生まれ。また、本文の「4 カール・バルトと私」の中で、著者自身が洗礼をを受けたのは1942年のことであることが書かれている。

3.安保徹著/安保徹病気にならない人の免疫の新常識(永岡書店、2007年)

『安保徹病気にならない人の免疫の新常識』、第5章の「免疫を上げる毎日の食事」を興味深く読んだ。特に、この章の第二節では副交感神経を高める食べ物が紹介されており、参考になった。

4.安藤美冬著/冒険に出よう 未熟でも未完成でも“今の自分”で突き進む。(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2012年)

『冒険に出よう‐未熟でも未完成でも“今の自分”で突き進む。』は著者の推薦本リストが面白い。

また、著者自身の大きなテーマの一つに「「ノマド的スタイル」の追求(本文中表現)」があるとのことで、ジャック・アタリの著書『21世紀の歴史』(作品社)の中の移動の能力に関する部分が引用されていたのが印象的だった。

5.本谷有希子著/腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(講談社、2007年)

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』は小説。同名映画の原作。

6.斎藤一人著/私は私(サンマーク出版、2022年)

kindle版をiPhoneのVoiceOver機能で聴く。

第6章のQ&Aが面白かった。

7.副島隆彦、植草一秀著/売国者たちの末路 私たちは国家の暴力と闘う(祥伝社、2009年

『売国者たちの末路 私たちは国家の暴力と闘う』は世界の金融や小泉政権などについて語られる対談本である。

〈関連記事 2004年の事件に関する考察が語られる飛鳥昭雄と船井幸雄による対談本『〈4つの超常識対談〉飛鳥昭雄×船井幸雄』(学研パブリッシング)を読んだ記録を含む記事〉

清岡卓行著『アカシヤの大連』などを読了

小泉・竹中の政策に対し、植草は緊縮の危険性を最初期から指摘していた。第一章の中で解説される「複数国が同時に財政を行えば」という話は印象に残る。ほか、中川昭一のローマでのG7における所謂「酩酊会見」は謀略であろうとの考察も興味深く読んだ。

8.田中芳樹著/魔天楼 薬師寺涼子の怪奇事件簿(講談社、1996年)

『魔天楼 薬師寺涼子の怪奇事件簿』は複合ビル内での事件を描いた小説。約10年ぶりに再読。前回は主人公たちのクーンツ評を面白く思ったのだが、キングと比較されていたことを忘れていた。

9.渡部昇一著/「一流の人」になる法則(三笠書房、2003年)

『「一流の人」になる法則』は再読。今回は6章が興味深く感じられた。アングロサクソンとユダヤ、戦後の日本の財閥解体など、今後調べてみたいテーマである。

10.船井幸雄, 岡崎久彦著/気の力(海竜社、2006年)

『気の力』は「気」についての対談本である。気にまつわる現象の話題から、気を軸にしながら宇宙、死後の世界へと対談は広がる。

以下、興味深かった点三つ。(一)気の通行におけるリラックスの重要性について語られた部分(「6 気の人間学」)。筋肉の緊張は気の流れを妨げるのだという。(二)荘子や西田幾多郎、藤平光一らの言葉からの引用。(三)岡崎久彦の気候を始めた動機。三叉神経痛がそのきっかけだったとのことである。

(敬称略)

(『一生の幸せにつながる一日の過ごし方』、『説教者カール・バルト』、『安保徹病気にならない人の免疫の新常識』、『冒険に出よう』、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』、『売国者たちの末路』、『魔天楼』、『「一流の人」になる法則』、『気の力』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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